作品– category –
-
作品
塔の頂―白昧淳
飛鳥時代、590年代。完成間近の飛鳥寺の塔を舞台に、百済から来た金属工芸の技術者・白昧淳(はくまいじゅん)と、倭人(わじん)の父と渡来人の母を持つ若い工人・阿古(あこ)の物語です。 -
作品
秋天の文―旻
飛鳥時代、推古天皇16年(608年)から白雉4年(653年)まで。遣隋使とともに海を渡り、のちに新政権の顧問となった学問僧・旻(みん)の物語です。 -
作品
楯の都―大伴吹負
飛鳥時代、天武天皇元年(672年)の壬申の乱。わずかな手勢で飛鳥を押さえ、大和の戦いを率いた大伴吹負(おおとものふけい)の物語です。 -
作品
産屋の灯
江戸時代後期、天保7年(1836年)の大飢饉の夏。備中・吉備の中山のふもとの村(現・岡山市)を舞台に、十二年ぶりに故郷へ戻った産婆・美緒(みお)が、消えた少年と、二十年前に消えた妹の行方を追う物語です。 -
作品
草木の脈―飯沼慾斎
江戸時代後期、美濃国大垣(現・岐阜県大垣市)。町医者から植物学者となり、日本で初めて西洋の分類法による植物図鑑を著した飯沼慾斎(いいぬまよくさい)の生涯を描く物語です。 -
作品
亡びるのは、先だ―朴市秦造田来津
飛鳥時代、大化元年(645年)から天智天皇2年(663年)まで。近江の渡来系氏族の武人・朴市秦造田来津(えちのはたのみやつこたくつ)と、白村江(はくすきのえ)の戦いの物語です。 -
作品
誰を恃まん―境部摩理勢
飛鳥時代、推古天皇20年(612年)から推古天皇が亡くなった628年まで。蘇我馬子(そがのうまこ)の弟・境部摩理勢(さかいべのまりせ)と、その子・阿椰(あや)の物語です。 -
作品
稲渕―南淵請安
飛鳥時代、推古天皇16年(608年)から乙巳の変(645年)まで。遣隋使とともに海を渡った学問僧・南淵請安(みなぶちのしょうあん)と、彼のもとに通った中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)・中臣鎌足(なかとみのかまたり)の物語です。 -
作品
焼け残った名―船史恵尺
飛鳥時代、推古天皇28年(620年)から乙巳の変(645年)、そして『日本書紀』が完成する養老4年(720年)まで。国の最初の歴史書づくりに携わった記録係、船史恵尺(ふねのふひとえさか)の物語です。 -
作品
常世の浪―天照大御神鎮座の旅
『日本書紀』で垂仁天皇(すいにんてんのう)の時代とされる、伝承の時代。天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御鏡(みかがみ)を抱き、鎮まる地を求めて諸国を巡った皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)の旅を、伊勢の神宮が生まれるまで描く物語です。 -
作品
返らぬ声を返す
現代の奈良。四十年前、大学の下宿で隣り合った友・和田の民俗調査を盗用した「私」が、脳梗塞で言葉を失った和田を、広陵町の老人ホームに訪ねる物語です。 -
作品
半ば
前の年の夏に父を川で亡くした十三歳のお千代と、母おふみの十三参りの物語です。「振り返らぬ子」と対をなす一篇(いっぺん)です。
